医療現場はコロナでどう変わったか。医療従事者の苦悩。

医療

新型コロナウィルスの感染者が増加し、緊急事態宣言が出てますます自粛ムードですね。
送別会もない歓迎会もない、遊びも行けない、連休なのにつまんない、、、
と嘆いている方は多いと思います。

そして、飲食店や居酒屋などの経営をされている方は本当に厳しい状況と思います。
一日も早くワクチン接種が進んで収束へ向かってほしいですね。

今回はコロナが流行して、医療現場がどのように変わったか、何に苦労して、どのように思っているのかなどを書いていきます。

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コロナ患者の受け入れについて

一般病院

私のいる病院はコロナの指定病院ではないため、
今のところ新規コロナ陽性患者の搬送を受けることはありません。

しかし、かかりつけの患者さんがコロナに罹患した場合は、
専用の病棟があり、そこに入院となります。
入院中の管理はCOVID-19チームが行いますが、
重症化してしまった場合は人工心肺(エクモ)などの設備が整った専門の施設への救急搬送が必要となります。

コロナ指定病院

コロナ重症者を受け入れる側の病院で自治体の指定を受けています。
そこのスタッフは自分も感染するリスクがある中で、
身を削って働いています。本当に脱帽です。
僕の友達にも何人かいます。

その中の一人はもともと外科医なのですが、

病院「この病院はコロナ指定病院となり、全ての手術や一般診療は中止。コロナ対応に専念することとします!来週から君はコロナ専門医です!!よろ」
外科医「うっ!!うそだろ!!?」

ってことが実際あったらしい。
それでも使命感から勤務を続けている友人は本当にすごいと思います。

業務の変化

それに比べたらそこまでの劇的な変化はありませんが、
やっぱり色々変わった部分はあります。

病院全体として

僕の勤務する病院のコロナ病棟はあくまで急造したもので、
対応マニュアルも日々変更されます。
具体的には、

  • 検査はどこで、誰が、どのように行うのか
  • 移動のルートをどうするか(他の患者と接触しないように)
  • 手術室はどこを使うか
  • 清掃や消毒は
  • 対応した後のシャワー、待機時間

など、毎回指示される内容が変わることで、常に現場は混乱し、
各医療行為に2~3倍程度の時間を要しているのが現状です。
本当に一分一秒を争う事態に対応できるのか、という危うさがあります。

産婦人科領域では

産婦人科領域でいえば、妊婦さんや入院患者は全例コロナPCRの検査をするようになりました。
陰性を確認することで安全性を確保することが目的ですが、
コロナ陽性妊婦の扱いをどうするかが問題です。

コロナ陽性妊婦が陣痛発来した場合、緊急帝王切開による分娩が推奨されています。
陣痛でいきむ時、普段の会話と比較にならないほどエアゾルが飛ぶからです。
そうはいっても、症状はあるけど検査が間に合わないことや、
数日前のPCRは陰性だけど、症状が出現してきた場合など、
対応に迷うこともしばしばです。

医療従事者の苦悩

混乱してスピード感も失いつつある医療の中で、
一つ救いとしては、変えてはいけないことが変わっていないこと。
コロナと戦う最先端以外の医療機関が通常運用されていることが本当に重要で、
コロナ患者が亡くなるのを防ぐことはもちろん大切ですが、
もっと重要なのは普通に助かるはずの命を普通に助けることだと思います。

コロナが蔓延したせいで、普通は助かる人が命を落とす、
そんなことあってはならない。
医療スタッフの頑張りで、今はまだ何とか耐えている状況だと思います。

これだけ苦労して、時間割いて、悩んで、考えて、
自分が感染するリスクもある中で働いている。
それでも時には、医療従事者に冷たい視線が向けられることもありました

僕の周りでも、
看護師の子供ということで保育園に受け入れを拒否されたり、
子供が病原菌扱いされるいじめにあったり、
車を傷つけられたり、
店に病院関係者お断りの張り紙があったり、、

ほんと悲しい気持ちになりますね。
一時期より減ったとは思いますが、
やっぱり心無い言葉を放つ人は少なからずいます。

我々医療者もそうでない人も望む未来は同じはず
みんな協力しあって、コロナに打ち勝ちよりよい社会を目指しましょう
そのために、できることを頑張ります。

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